導入事例

老朽化した歴史的建築物の修復に、3次元測定器が挑む

老朽化した歴史的建築物の修復に、3次元測定器が挑む

case009_01.jpgスコットランドはミッドロージアン、エジンバラの郊外にある「ペニキュイック・ハウス」は、パラディオ式建築の最高傑作といわれる建築物です。1761年から1769年の間に建てられ、1857年にDavid Bryce氏による増築で床面積が2倍以上に増加するものの、1899年の火事で大打撃を受けました。その後は廃屋と化し、1950年代になると構造的な腐敗により西の壁が崩壊。内部のほとんどが損壊しました。

このように壮絶な歴史を歩んできたペニキュイック・ハウスを救出するため、保存委員会は3次元測定器による外部・内部のスキャニングを実施することにしました。

調査を請け負ったのはDJA/GSS社。

建築家、構造エンジニアとの最初のミーティングで、この老朽化した建築物の調査に対する現実的な問題がいくつか明るみになりました。内部に足を踏み入れる前にもろくなった石造部と壁に対して、スカイリフト昇降機を利用して詳細な安定性調査を行う必要性があったのです。

苔に覆われ湿った瓦礫や大量の木葉をかわしながら、測定器を測定ポイントへ移動することは、当初から困難が予想されました。

立ち入り禁止エリアや、身体健康上に関する厳格な条件など、構造エンジニアによる厳しい管理も課題となります。

このことは、非接触タイプのレーザースキャニングが不可欠ということを示します。バッテリー駆動という点も要件に入ります。


case009_02.jpg建築家チームが必要とする、正確かつ詳細なあらゆるデータを取得するため、同社が選んだのは自社の250mスキャナーとFARO社のLaser Scanner880を組み合わせた、たった一つのソリューションでした。

実際の作業では、測定後オフィスに戻り、取得したレーザ走査データをソフトウェアで処理し、正確な座標原点へのコンパイルと点群データの保存が行われました。
フィルタリングとクリーニングの機能によって、必要なデータだけが点群モデルに残されます。

DJA/GSS社はPointoolとRhinoソフトウェアを使用し処理した点群から、建物の内外部の壁一つひとつの高解像度オルソ化画像のシリーズ、スキャン場所を示し、各場所をQuicktime VRファイルに照合する設計図シリーズの作成に成功しました。


Deri Jones & Associates Ltd and Geospatial Survey Solutions Ltd (DJA/GSS)

URL
http://www.geo-spatial.co.uk/

この事例で使用されている3次元測定器は、FARO社製3Dレーザースキャナーです。

FARO社ホームページで「FARO Laser Scanner」の最新モデルを見る

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