導入事例

中世に建てられた教会の修復調査に、高解像度レーザースキャナーが挑む

中世に建てられた教会の修復調査に、高解像度レーザースキャナーが挑む

case032.jpgイタリアのMaspiano、San Giacomoに所在する16世紀に建てられた教会の修復は、開始時点から、ある問題を抱えていました。
築後500年経過した構造物の修復には、高い技術と詳細な準備が求められます。しかし、不可欠ともいえる正確な構造図が存在しなかったのです。

その教会を現地で迅速に幾何学調査する業務に、Brescia教区から任命を受けたのはGexcel社でした。
社名の由来は「幾何学(Geomatica)と卓越性(Eccellenza)の結合」。
同社は、Brescia大学エンジニア学部の職員により開発されたGeomatics技術を一般利用可能にするなど、科学と産業の架け橋を担う企業です。
同社はレーザースキャナー、精密な地形学、構造モニタリング、GPSネットワークなどのポジショニング・システムを用いた、プロジェクト計画・実施のコンサルテーションを専門としています。同社のエンジニアが行う分析・モニターは、建築物や産業構造物にとどまらず、堤防、係留地、トンネル、鉱山、山岳地帯の氷崖、岩崖、など多岐にわたります。
IAEA(国際原子力機関)、ARPA(イタリア地域環境機関)、世界中の著名な大学など、実に150以上の団体がGexcelのソフトウェアを使用しているのです。

このような彼ら幾何学スペシャリストにとって、建築調査は馴染みのある分野でした。

そして、高度な作業手順と優れた機器に左右される特別な業務のため、FARO社の3Dレーザースキャナー (Photon)が導入されました。
それは、最大76m離れた距離から、大型オブジェクトが測定できる革新的ものでした。

San Giacomo教会の修復計画は、2段階に分けられました。
まずは、ジオリファレンス・スキャニングのもととして地形学ネットワークを用意。
次に内側と外側をスキャンし、高解像度のニコン・デジタルカメラでカラー写真を撮影します。
そして、これらのデータをFARO Sceneソフトウェアで検証していきます。
同社レーザー・エンジニアリング長Massimo Gelmini氏は以下のように語ります。
「私たちは現場にいる段階で、スキャンデータを処理・記録・ジオリファレンス化しました。カメラをテクスチャー・モデル用にキャリブレーションし、最終的に教会のオルソ化写真とCADイラストレーションが完成したのです。」

データの処理には、Gexcel社のReconstructorソフトウェアとAutoCADが用いられました。
「修復調査作業は、高解像度を必要とするにもかかわらず、わずか1日半で完了しました。もし他の機器を使用していたなら、最短でも5日は費やしたはずです。そして最も重要なことは、旧式の機器では決して同レベルのスキャニングはできなかったことです。」
Gelmini氏は、このように評価します。
「展示会でFARO製品を見てすぐに、3Dレーザースキャナー (Photon)が私たちに最適な製品だと確信しました。高品質とポータブル性であり、高解像度の3次元イラストレーションが作成できる点に大変満足しています。劇的な処理時間の短縮は、コスト削減に繋がりり、利益率も向上しています。」

この事例で使用されている3次元測定器は、FARO社製3Dレーザースキャナーです。

FARO社ホームページで「FARO Laser Scanner」の最新モデルを見る

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