用途一覧

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)

3Dレーザースキャナーでのスキャンにより、建設工事の各段階における建物の設計をサポートします。時間とコストのかかる再作業を排除する品質管理プロセスとして、この 3D モデリングツールで随時CAD モデルと建造物の現状を比較することができます。

CADベースの検査

ポータブル3次元測定器は、幾何公差測定(GD&T)を簡素化し、CADベースの3D検査および公称値との比較に、効率よく使いやすいソリューションを提供します。

さまざまな接触・非接触式の3次元測定器を使用して、設計図やCADデータと比較し複雑な形状を検証できます。それにより、表面形状を評価し、すべての部品が公差内に収まっているかどうかを確認できます。

アライメント

アライメントにズレがあると、機械のダウンタイムや、性能が落ちる原因となります。しかし、レーザートラッカーやアーム型3次元測定器のようなポータブル3次元測定器により、このような問題を軽減することができます。

レーザートラッカーは機械のアライメント、プレスやローラーのアライメント、治具や据置型3次元測定機のアライメントのような、さまざまな用途に最適です。この正確で迅速な方法により、ダウンタイムを削減し、品質が改善され、機械の動作における歪みやその他の変化に対して適切な傾向分析が可能です。

加工機上でのアライメントといった、より小さいものに対する用途に関しては、アーム型3次元測定器のようなポータブル3次元測定器を用いるのが最適です。

バーチャル・シミュレーション

ビデオゲームデザイナーや映画プロデューサーは、3Dレーザースキャニング技術を使い、映画セット、キャラクターやオブジェクト全てをさまざまなCGIプラットフォームに素早くスキャンし取り込むことができます。これにより、従来の技術よりもシーンをより短時間で、より詳細にとらえることができます。

3Dレーザースキャナーは、点群データ取得を可能にする3Dデジタルドキュメント化ソリューションです。3Dモデリング機能により、プロデューサーはカメラアングル、特殊効果やストーリーラインを緻密に計画することができます。コンピュータ生成イメージ(CGI)とバーチャルリアリティの技術を適用し、信じられないくらい短時間に今まで見たこともないような効果を作成できます。

リバースエンジニアリング

リバースエンジニアリングとは、部品または対象物を迅速にデジタル化し、サーフェスCAD モデルを作成することによって、製品を再現することです。

CAD データがない場合のCADデータの作成、また既設構造物を3Dデジタルドキュメント化する場合などに使用します。

ポータブル3次元測定器や 3D デジタルドキュメント化 ソリューションによる非接触型 3D レーザースキャニングを用いることで、3D モデリングのプロセスすべてが一つの測定器で可能になります。非接触型測定ソリューションは、自動車インテリアのバーチャルシミュレーション、プラスチック製造におけるラピッドプロトタイピング、および航空宇宙アセンブリー内の複合体表面検査など、さまざまなリバースエンジニアリング用途に最適です。

ロボットキャリブレーション

毎日プログラム化されたルーチンを実施していると、ロボットは時間が経つにつれて最初のパスから外れる傾向にあります。ロボットの精度を保証するためにはリキャリブレーションが必要で、これにより生産ラインの信頼性が向上します。

航空宇宙や自動車といった業界では、レーザートラッカーやアーム型3次元測定器により、マウントからロボットを外さなくても、測定データの収集や現場にある大型製造ロボットのリキャリブレーションが可能です。

事故現場の再現

事故現場を再現する場合には、その現場をより早く、より迅速に記録することが肝心です。3D レーザースキャナーを用いて、衝突事故の捜査官は膨大な量のデータを速やかに記録し、オフィスにバーチャルシーンを持ち帰ることができます。例えば車両変形分析のために、現場に残った証拠物件は複数の視点から、もしくはOEM CAD ファイルと比較したスキャンデータから分析されます。実際の現場をシミュレートするため、事故を再現したアニメーションが必要な場合もあります。

3D レーザースキャン技術は、短時間で、優れた成果物を生成することによって、科学捜査専門家をサポートしています。

初回品検査

初回品検査は製造過程の品質管理において必要不可欠です。生産前サンプル検査で、パーツが技術、デザイン、仕様をすべて満たしているかどうかを確認できます。

ポータブル3次元測定器により、このプロセスを合理化することが可能です。アーム型3次元測定器やレーザートラッカーなどのポータブル3次元測定器により、試作品のパーツの表面形状と幾何公差を迅速に把握することができ、これによりCADデータとの比較や、初回品検査のためのデジタル記録として使用することもできます。

受入検査

サプライヤーから届いた時点で公差外部品を見つけることで、企業は厳密な品質基準を確立・維持できます。総合的な受入検査プロセスを実施することで、公差外部品が組立ラインに届くことを防ぎ、コストがかかるスクラップや再作業が削減できます。

アーム型3次元測定器のようなポータブル3次元測定器を受入検査プロセスに統合することで、作業者はこれらの部品が仕様書やデザイン要件を満たしているかどうか、迅速かつ効率よく確かめることができます。

大型部品検査

自動車、航空宇宙、重工業のような多くの業界で、大型部品測定は一般的に行われます。このような業界で大型部品の測定を行う際には、デザインや性能を維持するために一貫性のある正確な測定が必要になります。しかしながら、大型部品測定を行うのはやっかいで時間もかかります。

レーザートラッカーのような革新的な広範囲測定ツールにより、検査プロセス全体を合理化できます。どんなサイズでも正確な測定が迅速にできる、ポータブル測定ソリューションにより、作業者による測定値の差異を最小限に抑えることで高精度な測定が可能になり、コストのかかる再作業やスクラップを削減します。

寸法解析

機械加工されたパーツはさまざまな形状やサイズのものがあり、その精度や品質を検証し、部品検査や寸法解析用を行うために、汎用性の高い3次元測定器が必要です。

多くの機械工場では、アーム型3次元測定器やレーザートラッカーのようなポータブル3次元測定器を導入しています。製造現場や加工機上での検査、CAD比較のようなさまざまな測定ニーズに対応可能で、精度が公差内に収まっているかが確認できます。

既設構造物の3Dデジタルドキュメント化

3D レーザースキャン技術を使用した既設構造物をスキャンすることで、3Dモデリングを可能にする詳細な点群データを取得します。

点群データは、建物の改築、プラントのレイアウト変更、拡張現実感を備えたデータのプレゼンテーションなどを行うために使用可能です。

建造物や周辺の空間全体のスキャンにおける高速なターンアラウンドタイムによって、 3D レーザースキャナーは多くの業界向けに、完全なサーフェスデータを持つCADモデルを提供できます。建築設計、土木・建設、施設管理、および文化遺産保存において、この3Dソリューションが活躍します。

機械のキャリブレーション

公差が規格から外れた部品は機械のキャリブレーションがうまくできていないことが原因で起きることがよくあります。ポータブル3次元測定器を使用して機械のキャリブレーションを迅速に確認することで、作業者は短いセットアップ時間で機械の精度を最大限に引き出すことが可能になり、キャリブレーションエラーを迅速に認識できます。部品の製造過程が最適化され、ダウンタイムが短縮されます。

自動車、航空宇宙や造船というような業界では、機械のリキャリブレーションや、一般的な据置型3次元測定機のキャリブレーションを行うために、レーザートラッカーやアーム型3次元測定器のようなポータブル3次元測定器を活用しています。

治工具のセットアップ

自動車、航空宇宙、および造船業界における治工具のセットアップおよび射出成形には、高い精度と再現性が要求されます。レーザートラッカーおよびアーム型3次元測定器は、部品が確実に最高水準で製造されるように、治工具や金型に対して精度テストを行うことができます。これら測定器を使用して、治工具や金型の幾何公差、および再現性を評価することにより、工具メーカーも不具合を認識または予測することができます。

犯罪現場の解析

捜査官が3Dで犯罪現場の状況を把握する際は、3Dレーザースキャナーが最適です。簡単操作で犯罪現場全体を正確に記録するため、短時間で作業が完了し、現場をもとの通りに戻すことが可能です。

犯罪現場のスケッチやメモに代わって、3Dデジタルドキュメントを使用することで、目撃者の証言や仮説の評価をするために犯罪現場を何度でも復元することができます。科学捜査官は、視線、血液の飛散状況、弾丸の軌道を正確に分析でき、監視ビデオから犯罪者の身長を想定するというようなことも可能になります。

製造工程内検査

製造工程内での検査は従来、部品の表面検査や寸法検査をするために加工機から部品を取り外して、温度管理がされた検査室で行わなければなりませんでした。この作業には時間も費用もかかります。ポータブル3次元測定器を製造ラインに取り入れると、この過程を合理化できます。

アーム型3次元測定器のような、3次元測定器の携帯性により、製造ライン上、製造工程内、加工機上での検査を効率よく行うことができます。これにより、部品を製造する加工機で直接、一貫して正確な測定が可能となります。

資産および施設管理

3Dレーザースキャナーを用いて スキャンすることで、機械、配管、発電部品などを含む、施設全体およびその資産を正確にデジタルドキュメント化することができ、詳細な 3D モデルを生成することができます。このスキャンデータは、建物管理、レイアウト変更時の干渉の有無、CAD モデリングのための既設構造物のデジタル化、その他プラント設計ための3Dデジタルドキュメント化に使用することができます。

資産および施設管理ソリューションは、可能な限り論理的で効率的な工場レイアウトを実現します。

非接触測定による検査

3Dレーザースキャナーによって、変形しやすく複雑な自由曲面形状を、緻密かつ詳細な 3D 点群データとして取得することができるため、容易に非接触 測定による 検査を実行できます。

非接触 3D スキャンにより、接触測定で検査することが困難だったギャップアンドフラッシュなどをデジタル化できます。3D デジタルドキュメント化に最適なレーザースキャニングは、多くの要素および寸法を検証するためのより迅速な方法であり、よりわかりやすく読みやすいレポートを作成することができます。既設構造物の3Dデジタルドキュメント化を行うには、間違いなく最善のソリューションとなるでしょう。

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